« コレジャケBOX | トップページ | アスガガ記念日~出会い »

2006年3月 3日 (金)

アスランの変遷

まず、アスランをおさらい。

アスラン・ザラ(Athrun・Zala)
C.E.55.10.29生まれ(現在がC.E.74、春なら満18歳)

13歳まで月の”コペルニクス”に在中。その後、地球とプラントの情勢悪化により、プラントへ移住。
キラとは4歳のころから共に過ごすことが多かった幼なじみ。プラントへの引越しにより別離(C.E.68)
C.E.69 14歳にしてラクス・クラインと婚約。
C.E.70.2.14、母レノア・ザラを「血のバレンタイン」にて亡くす。それを切っ掛けにその1週間後「ザフト」へ入隊、士官学校へ入学。同年9月、士官学校を卒業しクルーゼ隊所属となる。
C.E.71.1月、ヘリオポリスにてキラと再会。
C.E.71.3月、カガリと出会う。
C.E.71.4月、キラを討つ。
C.E.71.5月、ラクスと再会。
C.E.71.6月、キラと再再会から共闘へ。
C.E.71.7月、ラクスと合流。
C.E.71.9月、第二次ヤキン・デューエ攻防戦時、父パトリック・ザラを亡くす。終戦後はカガリらと共にオーブへ。(~C.E.73)
C.E.73.11月 ザフト復隊。地球・プラント間で再び事実上の戦争勃発。
C.E.74 プラント、オーブ間で停戦協議開始。(ラクス・クライン、評議会入り)

15歳から18歳までが”SEED~SEED DESTINY”で語られているアスランの全て。
たった4年の間に、彼は何回ターンニングポイントを迎えているのだろう。
母の死を切っ掛けに「自分にも何かできることはないか?」と思いたち、その後1週間でザフト入隊、という決断力はスゴイとしか言いようがない。
父親の仕事柄もあり、将来は何らかの形で政治に関係する職業に付くよう言われていた(育てられた)のかも知れないし、本人もそのつもりで勉強していたのではないかと思う。(=軍ではないにしろ)
トリィやハロの製作など、マイクロユニットのような細かい作業を得意としているように思われているけれど、あれらはキラやラクスといった親しいものたちの喜ぶ顔が見たいがための愛情表現の一種だと私は思う。よって、趣味に近いんじゃないかな?

ラクスに”バラの花束”をプレゼントするとか、普通ならキザに見えるところでも、そう見えないのは、”花束”が相手の気を引く”手段”ではなく、それしか思いつかない駆け引きのない”素直で不器用な心”そのまんまだからではないかと思う。(SEED20話、初顔合わせ時回想、スーツCD(3)ハロより)

アスランは、幼年学校時代でも、ザフトの士官学校でもどちらも主席。どんなことでも器用にこなせるわけで、マイクロユニット製作などの工学がより長けている、ということはないと思う。(トリィやハロの活躍には、「そんな機能まで付けてたの?」と毎度驚かされるものがあるけれどw)
ただ、すべてにおいてそこに”努力”があったか・・・というとそこがちょっと難しい。
コーディネイターといえども訓練なくしては能力を発揮できないのは周知のこと。
アスランの性格として、間違いなく努力はしているのだろうけれど、それでも、もともとの素質が他より秀でているのはおそらく否定できないと思う。
キラがMSに対してはなんの訓練も受けていないにもかかわらず、アレだけの適応能力を発揮したのはキラ特有の遺伝的要素なのかもしれないけれど、アスランはパトリックとレノアの息子であり、その遺伝子を引き継ぎ、その環境と教育方針で育てられ、更に専門的教育も受けている。それはキラの素質8割の能力に匹敵するものだと私は考える。
(キラも幼少時にコーディネイターとしての教育をきちんと受けているし、ヤマト家は良い家庭環境にあり、情操教育も申し分ないと思う・・たぶん。MSに関しては、実戦で経験を積み重ね、その持てる能力をフルに使いこなせるようになっていったのだろうけれど)

「君は僕に似ている」・・・似ているだけで、実は考え方も行動も違う二人。この差は家庭環境の差がそのままなんだろうなぁと思う。
人格を形成するものは、遺伝と環境の両方であり、どちらかがどちらかを制御できるものではない。どちらも干渉しあって、1個の人間を作り上げていくものと思う。そしてそれは、生を受けてから死を迎えるまで繰り返し相互変換され続け、個として変化し続けていくものではないかと思うわけで・・・あれれ?なんだかデスティニープランの話にも変化しそうな気配。。。(汗) デスティニープランはともかく、『アスランとキラ』についてはいずれまたということにしよう。

アスランを語る上で、アスランの転機は欠かせない。
アスランはそれだけたくさん壁にぶつかり、その時々で自ら”一番良かれ”と判断したものを選択し続けてきたことは間違いないと思う。
けれど何度も間違っちゃうのは、目が曇っているということではなくて、人を信じる心と、人一倍強い正義感、性格的な真面目さからくる副作用。
せっかちでも軽率でもないのだけど、とにかく立ち止まっていられないひとだもの、アスランは。

アスランの決断、”何が彼をそうさせたのか?”
アスランを知るならまずこれかな?
少しずつ振り返っていこうと思う。・・・けど、この調子だと、4年間を振り返るのに、どのくらいかかるんだろうか?(笑)

« コレジャケBOX | トップページ | アスガガ記念日~出会い »