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2006年6月 7日 (水)

「ルージュの通信」

戦わない世界の為の戦いに挑むために宇宙へと旅立ったアークエンジュル・クサナギ御一行様。 ここから”SEED”としてはクライマックスに向けてシビアな展開が続くのだけど、そんな中での”小説版”だけにしか書かれていないエピソードで好きなものがある。

「カガリの”ルージュ”慣し運転のエピソード」
組み立てあがったばかりのルージュの試運転をかねた、カガリとアスランのミニデート(?)・・残念ながらオーブ3人娘のおまけ付き(笑)

少ーし余裕がある時期・・・アズラエルがNジャマーキャンセラーのデータを手に入れ、それから核ミサイルが完成するまでの一次的小康状態の時期になる。
MSの実践でカガリにちょっぴり先輩風を吹かせているオーブ3人娘が、カガリをアスランのことでおちょくる、そんなお話。 
本編では、最後の最後までアスランはルージュの存在を知らないし、カガリの出撃も寝耳に水なわけで、そこまつわる萌えエピソードは確定であり、公式的には動かしようがないので、あくまでも”小説版”としてのお話。
よく考えれば、MS若葉のカガリが試運転も慣らし運転も無く戦場に出撃なんてことは普通はあり得ないわけで、エピソードとしてはあっても問題はないと思う。(萌えエピソードの若干の変更はよきなくされるが) けど、やっぱりこの時期の本編に挿入するには軽すぎるし、緊迫した流れを分断してしまいかねない。だからなくて正解。
・・・・・・でもでも、勿体無いと思ってしまう(くどいっw)

ここでのカガリがすごく可愛い。そしてアスランがね、またいいんだなぁー。

カガリの操縦は、初心者の割にはそれなりの動きを見せ、模擬戦では既に実戦経験のあるアサギに対してほぼ互角か、ひょっとするとひょっとするほど。M1とルージュでは機体の性能がそもそも違うということを差し引いてもアスランに、
「---へぇ、意外とやるもんだな。」と唸らちゃったりもする。
そんな矢先に詰めの甘さから(調子にのって?)体勢を崩し、無重力での慣性の法則からクルクル回っちゃったりして、折角のアスランの高評価もお茶も濁す結果になるのだけどね(笑) 苦笑いのアスランからフォローして貰って「大丈夫か?」なんて言われるバツが悪いカガリだ。

《・・あ、ありがと。》 のやり取りからがもー大変。
<キャーっ!>
<やだやだぁ~もう!みせつけてくれちゃってぇ~>
<私もこんな、いつもサポートしてくれるステキなカレがほしぃ~>
《うるさい!おまえらぁ》
<だめですよぉ、カガリさま、そんな乱暴な口きいちゃ>
<折角つかまえたカレの前では、もうしばらく猫かぶってないとぉ~>
<アスランさぁん!こんな粗雑でふつつかな女らしさのカケラもない姫ですけどぉ、末永くお願いしますねっ!>
《なんで私がおまえらにお願いされきゃならないんだよ!》
<だからぁ、カレの前ではもっと可愛くふるまわなきゃ!>
<あーでもカガリさまにはどのみち無理かー。あはは>
<アスランさぁん、もしカガリさまが嫌になったらいつでも私に・・>
《・・おまえら、あとでぜったい泣かす!》


などという、きゃぴきゃぴの会話が繰り広げられるわけであり、突然自分までも引き合いに出されしまい、とにかく”かしまし娘”たちに戸惑いまくりなアスラン。
カガリの慌て振りも、置かれている自分の立場も、分かっているのかいないのか、
「。。カガリ・・・・・模擬戦はどうしたんだ・・・・?」

もうね、あすらんの、どこまでも本来の目的を忘れない真面目っぷりと、話についていけない朴念仁さ加減がたまらなくツボ(笑)。

この先の3人娘の運命を考えると実に切なくなるエピソードではあるけれど、
「いーよなぁ、こーゆーのも」と思ったりもする。
同姓の同年代の友達と楽しく会話する普通の女の子なカガリ。普段はとほんど見られないカガリの姿。
このときは目を白黒させるだけのアスランだけど、いつか微笑ましいエピソードのひとつとしてカガリと懐かしく思い出す日があったらいいなー、なんて思ったりして・・・・。
(妄想わーるど)

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