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2006年7月27日 (木)

アスラン。

ジ・エッジ最終回より~

アスカガポストカードなどという付録付きのために何処の書店も縛られているのが当たり前であり、ちゃんと購入目的で出向いたのだけど、縛られていないサンプル?を発見して思わずその場で立ち読みしてしまった。

感想。

やっぱり、アスランの基本は”家族”だったんだなと改めて思った。
レイがデュランダル議長を撃った事に対して「何故彼が?」と思いつつも、”父”を撃ったのか?家族だったのか?という思考をめぐらせ、それを理解するアスランだった。
そこから”父”を撃てなかった自分と、父と母と自分を思い浮かべ、自らを省みるアスランの姿に、いままでも、これからもアスランは”父の呪縛”を背負い続けていくのだなと思った。それは決して負の意味ではなく、消せない、消す必要がない過去があるから、未来に臨んでいけるという覚悟ができた、ということなのだと思う。

けれど、「子供がいるのに?」とタリアの決断には納得がいっていないアスラン。

アスラン個人として今一番欲しているものは”家族愛”ではないだろうか?
確かにアスランとしての守りたいものは、キラの、まず第一に守りたいものの対象とは違って身近な者たちだけに留まらず、果てしなく大きなものに繋がっていると思う。
けれど、彼だって人の子。純粋に世の中にある組織の中で、一番小さな組織である”家族”というものを何より大切に思っていたことには変わりないのだと思う。
そしてまた、そこから大きなものへと繋がっていく考え方からして、母譲り、父譲りなのではないだろうか?
家族とは、エゴでもなんでも何にでも変え難い者達であり、最優先するもの。何よりも大切な存在。
それは誰しも同じこと。その思いは間違いでも否定するものでもなく、ましてや恥じるようなことでもなく、それでいいのだと思う。

役割によって、何から何まで背負わなければならないカガリのような存在もある。けれどカガリにとっては国民すべてが”家族”なのだとすれば、それは役割でもなんでもない。自ずと守るべきものを守るということに繋がっているのだと思う。それはそれで自然なこと。
そもそも国とは、小さな組織がいくつも積み重なって構成されているものであり、いわば寄せ集めの集合体。ひとつひとつがバラバラであれば脆く儚いけれど、ひとたび結束すれば、個々の力の”和”ではなく”積”にもなりうるもの。巨大な力が生まれる。しかしそれはそれで紙一重に善にも悪にも働く力となる可能性を秘めている。
それを良き力として発動するためには、良き指導者が不可欠。大家族を導くという大仕事を担うカガリは大変だ。

アスランが家族愛に満たされていたか・・というと疑問は残らないでもない。それでもアスランが家族に拘っているという事は、単なる無いものねだりとかではなく、それなりに充実はしていたのだと思う。(思いたい)
天蓋孤独となってしまったアスラン。今その対象となっているのがカガリであり、キラなのだと思う。選んだ未来の先に、必ず素敵な家族を作れるとそう信じたい。

とにかく組織としての最小単位は家族。それを軽んじないことは大切だと思う。すべてにおいての基盤であり原点なのだから。
家族のために働き蜂になるのも悪くはない。家族の理解を得られていることならば。しかし結果的にでも、もしそれを蔑ろにしてしまった場合は道を誤りかねない。本末転倒となるという危険性が生まれるかもしれない。そんな風に常日頃からそのように思うようにしている(つもり)。
だからね、なんだか嬉しかった。家族の描写があった今回。本編ではまったくなかったことだったから。

ジ・エッジ最終回の感想・・というより、自己満足的勝手な解釈になっちゃったかな?
・・・だってラストがなんだか物足りなく感じちゃったんだもん。
イヤ、ジ・エッジの構成は素晴らしいと思う。見事に”アスラン視点”が描かれているし、ひとつの解釈として納得できるものばかり。
物足りないとは、やはり、ここでお終いということ。
劇場版が完全なるオリジナルの続編だとすれば、この先の展開を想像といえども書き加えることができない。ほのめかすこそすらできないということ。
劇場版情報はまるで皆無。
そろそろ何か欲しいのだけどね。

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